2014/03/28
春の野菜・山菜
春の料理には苦味を盛れといいますが、苦味は内側から体を目覚めさせ、新陳代謝を促し、蓄えた脂肪や塩分、老廃物を取り除く効果があります。これから旬を迎える山菜や野草は独特の苦みを持ち、春ならではの味わいを運んでくれます。
◆独活(うど)/Japanese Spikenard(ジャパニーズ・スパイクナード)
風が吹いていない時でも一人で動く植物であることから「独活」と記されるようになったといわれています。日本原産の野菜のひとつで、香りや歯触りがよく酢の物や炊き合せ、刺身のつまなどにも用いられます。
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◆木の芽/leaf bud(リーフ・バッド)
山椒の若芽をいいます。独特の芳香で、春を告げる食材として日本料理にはかかせません。筍料理の天盛りや吸い物の吸い口、木の芽味噌の田楽など春の料理に大活躍します。
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◆屈(こごみ)/ostrich fern(オストリチ・ファーン)
若葉がくるくると巻かれて前かがみ(前こごみ)になっていることから、こごみと呼ばれるようになったといわれています。葉柄が束状になって生える様を雁の足に見立てて雁足(がんそく)とも呼ばれています。
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◆土筆(つくし)/field horsetail(フィールド・ホーステイル)
筆に似ていることから土筆の字が当てられています。つくしのつくは突くという意味で、土を突いて出てくることからこの名があります。
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◆野蒜(のびる)/wild onion(ワイルド・オニオン)
野蒜は野に生じるひるという意味で、ひるは噛むとひりひりと口を刺激することから生じた名前といわれています。進料理の五葷(ごくん)のひとつとされて、大蒜(にんにく)臭と辛味があります。
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◆蕗(ふき)/butterbur(バターバー)
蕗は数少ない日本原産の野菜のひとつです。
蕗の古名はフフキで、蕗は大きな葉の植物で、見えない風に吹かれてその葉がゆれることからフキフキと呼ばれ、キが省略された古名のフフキがフキになったともいわれています。
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